珈琲を飲みたく、ではなく挽きたくなる一冊|珈琲店タレーランの事件簿
表紙に抵抗があってなかなかレジまで持って行く気にならなかったのだが、さらっと、通勤時間2日ぶんくらいで読めるものが欲しかったので意を決して(そんなにたいそうなものかい)購入。美味しい珈琲をいれてくれるだけでなく、あらゆる謎も解き明かしてくれる明晰な頭脳の持ち主であり、もちろん美貌も兼ね備えている女性バリスタと、やることなすことちょっとずれている二枚目半の主人公。
「この小説は聡明な女の子の可愛さをお楽しみいただくため、邪魔にならない程度の差し障りのない謎解きをお楽しみいただくミステリです」といった印象。そうそう、ミステリは手段なのだ。
フレーバーに食べ物を使ったミステリは「グルメ・ミステリ」にカテゴライズされるそうで、どうにも蘊蓄が鼻につきそうだが、本作はそんなこともなく、すっきり最後まで読むことができる。登場人物の名前や謎解きが無理に珈琲に引っかけてあるが、それもご愛敬。むしろ珈琲より京都の知識が試される内容となっている。
「全然違うと思います」が「わたし、気になります」のノリで脳内再生されるような人には、きっと楽しめるはず。お話が、苦いだけでも、甘いだけでもないところも同じだしね。
「この小説は聡明な女の子の可愛さをお楽しみいただくため、邪魔にならない程度の差し障りのない謎解きをお楽しみいただくミステリです」といった印象。そうそう、ミステリは手段なのだ。
フレーバーに食べ物を使ったミステリは「グルメ・ミステリ」にカテゴライズされるそうで、どうにも蘊蓄が鼻につきそうだが、本作はそんなこともなく、すっきり最後まで読むことができる。登場人物の名前や謎解きが無理に珈琲に引っかけてあるが、それもご愛敬。むしろ珈琲より京都の知識が試される内容となっている。
「全然違うと思います」が「わたし、気になります」のノリで脳内再生されるような人には、きっと楽しめるはず。お話が、苦いだけでも、甘いだけでもないところも同じだしね。
by non-grata
| 2012-11-05 14:08
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