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おっさんノングラータ

(M20)豪華仮装大会|『るろうに剣心 京都大火編』感想

(M20)豪華仮装大会|『るろうに剣心 京都大火編』感想_d0252390_15213767.jpgどうしても時間を潰さないといけない状況となり、近くの映画館で上映時間の都合が良かったという理由で観ることになった。ネット上の評判もそんなに悪くなかったし。なお、原作未読、アニメも未視聴、映画前作は飛行機の待ち時間に千歳空港で鑑賞した。

GODZILLA ゴジラ』同様、話にそれなりの整合性があるアクション時代劇を期待するとがっかりすることになるが、年末の(今はやってないか)「芸能人隠し芸大会」を見るくらいの意気込みなら満足すること請け合い。「俺の幕末はまだ終わっちゃいねぇ」の決め台詞も抜かりなく使われるので、安心して敵方にも感情移入できる。

漫画/アニメなら許されるコスチューム/アクションも、俳優が真面目に同じことをすると失笑を禁じ得ないが、それは再現度の高さの裏返し。前作同様あっさり敵の手に落ちる武井咲は、堂々の様式美。佐藤健の、ワイヤーで吊られて屋根に飛び上がる演技も堂に入ったものだった。

しかし、藤原竜也の乱鎮圧に政府が軍隊を使わないのに「諸外国に日本が混乱しているところを見せるわけにはいかない」とか何とか言っていたけど、放置しているほうがよっぽど都合悪いんじゃないですかね。






# by non-grata | 2014-08-20 17:01 | 映画

(B42)猫が慰めてくれるはずもなし|『ねこ師匠』感想

(B42)猫が慰めてくれるはずもなし|『ねこ師匠』感想_d0252390_1591917.jpg「人生はニャンともならない。てめえが何とかするんだよ!」と猫に諭される一冊。名言と写真のチョイスに編者のセンスを感じます。




ということで、最近流行の「動物&一言」写真集。『人生はニャンとかなる』の二匹目の泥鰌を狙った感のある本書。もっとも飼い主が悩んでいる時に「ニャンとかなるさ」と肩を叩いてくれるような猫は猫じゃない、「えーからスペシャルご飯くれや」というくらいなのが猫じゃないかと思っている身からすると、『ねこ師匠』くらいドライな物言いのほうがしっくりくる。「目的地が定まっていない船にはどんな風も順風たり得ない」とか(これ、好きな言葉です)。

ということで、手持ちの写真から:
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人生は全て次の二つから成り立っている。 したいけど、できない。できるけど、したくない。(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ)






# by non-grata | 2014-08-19 15:23 | 読書

プチツーリングで福住〜大宇陀

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8月13日、名阪国道を福住ICでふらっと降りて、R25を北に向かっていたら「オープンカフェ・もよの家」の看板を見つけ、よっしゃここでランチを……と思って駐車場にDN-01を停めたら、無情にも看板には「水曜日と雨天休業」の文字が。17日の日曜日、天気が心配でしたが雨雲予想だと名阪国道沿いは大丈夫そうだったので、再チャレンジしてきました。

「もよの家」は8〜9月限定のカフェで、今年オープンしたばかり。R25から看板に従って一度左折して、氷室神社を過ぎてしばらくしたら駐車場が見えてくるのでそこに停め、5分ほど歩いて店に向かいます。バイクなら店まで直接来てもらっても構わないとのことでした。
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店の前の道はこんなだから、車でのアプローチは無理なのです。

お店は古民家+畑で、良い意味で田舎の親戚の家へ遊びに来た感じ。庭でのんびりするもよし、畑を見せてもらうもよし、もちろんオーナーご夫婦と話し込むもよし。

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庭にはスモモがなっていて、その場でもぎっていただきました。このスモモ、ランチのデザートでも再登場します。
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畑の水路には蛙がたくさん。
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ナスやトマト、ピーマン、万願寺などが植えられていて、ランチの食材にもなっています。カフェが夏季限定オープンなのは、主に夏野菜を作っているからとか。
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ということで、たっぷりお土産をいただいてしまいました。夕食は夏野菜のタジン鍋蒸し。

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ランチはデザート&珈琲つきで1000円でした。オクラ&みょうがの味噌汁に生姜焼き、自前のナスの煮浸しにと、ボリュームもあって大満足。
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デザートはスモモのジャムを寒天でとじたものと、まくわ(まっか)。どちらもやさしい味でした。

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食事をいただいた庭先で本など読んでいると、高確率で心地よく寝落ちできそうです。自宅からは西名阪〜名阪国道経由で30分ほど。こちらで早めにランチをいただいて、福住を起点にプチツーリングに臨む、というのはありな気がしました。夏季限定ですが。

そんなわけで、R25〜r28〜R165〜R166で大宇陀へ。道の駅で買い物をして、景観保存地区を散歩。お盆だからか、休んでいる店が多くて残念。
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その後はR370〜r28〜R169〜R309で帰宅。






# by non-grata | 2014-08-18 13:36 | 関西日帰りツーリング

(B41)今度は戦争だ|『ねずみに支配された島』(ウィリアム・ソウルゼンバーグ)

(B41)今度は戦争だ|『ねずみに支配された島』(ウィリアム・ソウルゼンバーグ)_d0252390_11411963.jpg人間の移動によってもたらされた侵入種(ネズミなど)が、平和に暮らしていた固有種(カカポはじめ飛べない鳥など)の生態系をいかに脅かしたか。ニュージーランドからメキシコ、カリフォルニア、そして『捕食者なき世界』でも取り上げられたアリューシャンへと舞台は移り、侵入種の所業が描かれる。『文明の崩壊』にあったイースター島の話は、本書の仮説のほうがずっと納得がいく。侵入種vs固有種の戦いが従来型の戦闘なら、種の興亡は自然に任せるべきと主張する団体からの圧力もあり、ヒトvs侵入種の戦いはさながら非対称戦闘。




人類とともにネズミが移動し、太平洋の島々で穏やかに暮らしていた脆弱な固有種を潰滅させた。イースター島の文明が滅びたのも、そこで文明を築いた人々が最後の木の一本を斬り倒したからではなく、繁殖したネズミが若芽を食べ尽くしてしまったから。栄養カスケードが崩壊したことが理由だという。

絶滅したものは仕方がないとして、絶滅が危惧されている種を守るには侵入種を殲滅する必要がある──というのは一つの見識だが、果たしてそれが正解か。ヒトの都合で連れ込まれた種を、これまたヒトの価値観で絶滅するのは正しい行いなのか。そもそも、侵入種によって簡単に絶滅されるような種は、遠からず絶滅する運命にあったのではないか。そして、新たな生態系で捕食者となった侵入種を排除することは、『捕食者なき世界』そのものではないのか? こうした疑問に本書は一つの答えを提示してくれる。

アリューシャン諸島のキスカ島にネズミを持ち込んだのは太平洋戦争中の日本軍だった。その湾口に位置するラット島は、名前の由来の通りネズミが支配する島で、固有の海鳥は絶滅の危機に瀕していた。キスカ島でのネズミ殲滅作戦の前、肩慣らしにラット島に対する作戦が行われ、「無傷で」とは言えないまでも成功を収めた。そしていよいよキスカ島での作戦が行われようという時、島からネズミの姿が消えてしまったのだという。ネズミを持ち込んだのが日本の軍艦だったことを考えると、「キスカの奇跡」再び、というところか。

外来種が固有種を圧迫するといった話題が時折ニュースに取り上げられることがあるが、生態系を破壊しかねない、本当は深刻な問題であることを再認識させられる。






# by non-grata | 2014-08-11 13:15 | 読書

彦根へ小ドライブ

天気がどうにも思わしくなかったので、DN-01ではなく、XVにて彦根まで行ってきました。快晴かつDN-01なら琵琶湖一周するところでしたが、曇天で車だったので、彦根で勘弁してやることに。

レンズがせり出さないタイプのコンデジが欲しくて購入した、FinePix Z2000EXRのテストもしてきました。「iPhone 5S並みの画質」という褒めているんだが貶しているんだが微妙な評価もありましたが、使ってみると言い得て妙。使い勝手が良いのと価格が安かったので満足しています。
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名神高速道路の八日市インターで下道へ。まずは道の駅あいとうマーガレットステーションで腹ごしらえ。
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すぐそばの畑でひまわり摘みもやっていました。5本200円だっけ。

だらだら走っていたらナビに彦根城が表示されたので、急遽、彦根城へ向かうことに。駅近くのパーキングに車を入れ、キャッスルロードをぶらぶら歩いてそば屋へ。
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おろしそばと
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十割そばのもりそばと
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小鮎の天ぷらを注文。そばは甘みがあって美味。小鮎の天ぷらも揚げたてなのかさくさくで、かつワタの苦みが良いアクセントになってビールに合う。車なら運転を交代できるので昼間からでもビールが飲めるのだ。バイクだったらこうはいかない。

その後、四番町スクエアへ。ここまで歩けば「ひこね丼」を食べられたのに! そばと小鮎とビールでお腹一杯だったのでスルー。四番町スクエアにはキャラクター・ショップがあって、ひこにゃんはもちろん、仕事を選ばないキティちゃんさんの他、
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最近ではこんなんもあるんですね。ご当地巨人。
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奥まったところにひこにゃんの石像がありましたが、正座&顔の汚れで何かのイジメに遭っているようにしか見えず、涙不可避。
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その後、キャッスルロードを彦根城に向かって歩きます。
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そして彦根城。ひこにゃんは記念撮影用の書き割りです。空模様はご覧の通りで、「降るならとっとと降れや」と言いたくなるような曇天。いや降られても困るんですが。

天守閣に登って表門へ降りていったのが13時30分頃。博物館前にちょうどひこにゃんが現れる時間帯です。
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この人だかり。人気未だ衰えずです。
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彦根城を後にして、湖岸道路を少し走って道の駅へ。
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羊が放し飼いになっていたり、山羊がいたり、ツリーハウスがあったり。
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ヤゴの抜け殻も。やたらトンボが飛んでいました。

何だかんだで15時近くになったので米原でターン。帰路につきます。
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次第に行く手の雲行きが怪しくなり……
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集中豪雨キター! 車で来た甲斐があったというものです。

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帰ってから土産に買った小鮎煮(山椒入り)をいただきました。日本酒によく合う!






# by non-grata | 2014-08-05 08:28 | 関西日帰りツーリング

今年は何でも五つ星
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