おっさんノングラータ

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『古代道路の謎』

d0252390_12345997.jpg関西空港で購入、台湾行きの飛行機の中と、台湾に着いてから一気に読んだ本。壬申の乱を調べていたところなので、実に勉強になった。

古代日本で都と地方を結ぶ直線的な道路「駅路」が存在した。その幅は6〜30mで、20kmも一直線の区間がある。総延長は6300kmで、現代の高速道路に匹敵する規模だ。その古代道路の定義から、どうして造られたのか、工法は? 今でも残っているの? そしてどうして廃れたの? といった謎を丁寧に解説してくれる。素晴らしい。

で、壬申の乱でも激戦となった飛鳥の戦いにおける主要な道路、下ツ道の話題があるが、タイミングよくこんなニュースが報じられた。

古代幹線道路:「国道」中ツ道も発見 奈良・藤原京跡北、砂で舗装

中ツ道ですよ! 上ツ道も待ったなしです!

さらに先週、福島県で「駅家」の遺跡が見つかったとかで、今の東北地方にまで古代道路が走っていたことも実感。

復興事業で見つかった遺跡を保存へ

気になる古代道路廃絶の理由だが、道路を維持するのは地方の役目であり、その負担が馬鹿にならなかったこと。また次第に中央の権力が届かなくなったことがあげられる。国全体が潤っていて、お上にも力があって、ヒト、モノ、カネが中央と地方を行き来している頃はよしとして、いったん衰退が始まると道路が無用の長物となるのは、今も昔も変わらないのです。道路の目的化は良くない。



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by non-grata | 2013-05-13 12:50 | 読書

『アベノミクス大論争』

d0252390_12215754.jpg週刊誌の企画をそのまま新書でやっちゃったような一冊。「金融緩和、脱デフレは正解か」「国民に対する責任」「国防軍は中国に勝てるか」「女性宮家をなぜつぶすのか」といった問題を、両論併記の形で論ずる(有識者に語らせる)スタイルをとっている。

少し前に読んだ本で印象も薄くなっているが付箋がつけられているところを抜粋すると、
●円高円高と騒いでいたけど、実質実効為替レートではそれほど円高になっていない。(榊原英資)
●日本経済の実力は成長率1.0%。(榊原英資)
●日本の場合、工業製品の関税は0%、農作物は高いと思われているが半分は税率10%以下、4分の1は無税!(大田弘子)
●コンニャクイモの関税は1700%だけど、日本人以外食べないじゃん。(東谷暁)
●TPP参加のメリットは、10年かけて関税の撤廃をした場合で内閣府の資産で3兆円の経済効果──年間で3000億円しかない。GDP上昇率は0.1%未満。(東谷暁)
●戦後日本が侵略を受けなかったのは日米安全保障条約のおかげか、第九条があったからかは議論の余地は残るが、東アジアが緊迫感を増していく中、安易な憲法改正は取り返しのつかない事態を招くのではないか。(伊藤真)

といったところ。



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by non-grata | 2013-05-13 12:32 | 読書

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