おっさんノングラータ

2012年 08月 23日 ( 1 )




アラビアの夜の種族

d0252390_15551246.jpg徹夜必至」とまではいかなかったが、十分に面白い小説だった。

最初は美醜、次に肌の色、そして性差と、他者との違いが物語を動かす原動力となる。コンプレックスをバネに、というやつか。そうすると、作中における「リアル・タイム」の主人公の一人であるナポレオン・ボナパルトはコンプレックスの塊であり、19世紀のフランスを、いやヨーロッパを揺るがしたのだから、その熱量たるや恐るべし。

もっとも、往々にして人がなす行為というものは、コンプレックスを感じている差を埋めるために行われるものであろう、ということを、「アラビアン・ナイト・ブリード」に教わることとなる。

そんなわけで、寓話と作中のリアル・タイム、そして現在が入り乱れるメタメタな物語を、存分に楽しめること請け合いである。
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by non-grata | 2012-08-23 16:20 | 読書

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