おっさんノングラータ

2012年 07月 30日 ( 1 )




スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン

d0252390_1635160.jpg予算不足のためにパワードスーツを出せなかった、いやいや実は兵士を無惨に切り刻みたいというポール・バーホーベンのご意向だったのではないか、と様々な憶測を招いた第一作、予算不足のために暗闇で何が起こっているのかわからないシーンが多用され、もはや戦争映画ではなく、密室劇のミステリー映画となった第二作、大して話題にならなくて、上映館も限定されてしまい、ようやくパワードスーツまがいの「マローダー」が登場したのは良かったが、今度は幸福の科学もびっくりの宗教映画じみた内容になった第三作と、『スターシップ・トゥルーパーズ』は迷走気味ではあるがシリーズは続いている。その最新作『〜インベイジョン(以下STI)』はフルCGとなり、『アップルシード』を手がけた荒牧伸志が監督に抜擢された。

公式サイトの力の抜け具合からも、本作がそれほど期待されていないこと、あるいは「観たい奴だけ観ればいい」というある種の諦観が伝わってくるが、どうしてどうして、STIはシリーズの集大成であり、否、『エイリアン』シリーズの一連の作品も彷彿とさせてお腹一杯になる作品だった。

冒頭、バグに襲われた要塞の救援に駆けつける宇宙艦と機動歩兵たち。いきなりの激戦で命を落とす兵士、片腕を失いながらも衛生兵に助けられる兵士──負傷した機動歩兵はたちまち戦闘能力を失うが、対するバグは、どんなに撃たれようと、身体の一部を欠損しようと、意識ある限り人類を抹殺すべく戦い続ける。このコントラストは第一作のおさらいだ。

要塞内のバグを掃討するのは困難とみた救出部隊は生存者を回収、脱出を図る。ところが要塞で何やら研究していたカールはカルメンの乗艦を奪っていち早く脱出。しかも行方不明となる。残った生存者と救出部隊は辛うじて脱出に成功、要塞を爆破した後、カールの捜索に向かう。

カルメンと機動歩兵はカールを発見、戦艦に乗り込むがどうにも様子がおかしい。ここからのミステリーはST2を思わせる。誰が味方でだれが敵か? そして狭い艦内でのバグとの戦いは『エイリアン2』の海兵隊vsエイリアン! さらにバグを戦艦に積んだまま大気圏に突入するという流れは、嫌でも『エイリアン4』が思い出されるのである(しかも降下地点はフランス)。最後はジョニー・リコ将軍自ら搭乗するマローダー部隊が降下作戦を実行するのはST3で予習済み、というわけだ。

IMDbによれば第一作のレーティングが7.2、STIは3.2(ただし投票数は少ない)と評価はさんざんではあるが、前述した以外にもB級映画好きにはたまらない要素が盛り込まれているので、過度な期待さえしなければ楽しめるはずである。
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by non-grata | 2012-07-30 17:04 | 映画

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