おっさんノングラータ

2012年 07月 12日 ( 2 )




阿部和重

もっともらしい言説は「本当にそうなのか」と常にチェックしないといけない。

文学に必要なのは批評性だ。どんな状況でも絶えず生み出され続ける無責任な言葉に対し、それは違うという声を発しなければならない。文学は紋切り型をずらしたり組み立て直したりすることで、その影響力を遮断できる。(中略)文学こそが「確かな野党」のような存在でなけれぱならない。

読者が「自分の小説」として受け入れやすい小説が歓迎され、そこに安易な癒しや教訓が期待される風潮には危機感を覚える。文学はサプリメントではないのだ。

(日経新聞夕刊より)
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by non-grata | 2012-07-12 13:56 | 言葉

ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~

d0252390_1385159.jpg何のかんのと言いながら、3巻も読んでしまった。

古書にまつわる新たな事件と、その事件から次第に明かされていく栞子さんの母親の実像という二重構造が、前作より顕著になっている。そのぶん、本作だけを読むとどっちつかずの印象を持たれかねないのはシリーズものの宿命か。1巻から通して読めば、次第に明かされていく後者の謎に興味を持てるのではないかと思うのだが。

それはさておき、栞子さんが八海山を好んで飲んだり、不思議と日本酒は残らないという件に共感を覚えた。よく、焼酎は二日酔いしないと言われるが、自分は駄目で、焼酎を飲んだ翌日は頭が痛くて仕方なかったが、日本酒なら平気だった。今はどちらもしっかり残るようになったのだが。

「ラノベ」に分類されているせいか、どうしてもキャラクターの造形が鼻についてしまう、早い話が「マンガ的」なのが気になるが、このくらい輪郭がはっきりしているほうが受けが良いのだろうか。コミカライズされているそうで、そのうちアニメ化、そして実写映画化もあるかもしれない。角川だし。
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by non-grata | 2012-07-12 13:28 | 読書

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