(M17)体調崩すほどつまらない?|『GODZILLA ゴジラ』感想
土用の丑も近いということで、セブンイレブンで「にょろ〜り う〜なぎチョコパン」を食べてきました。r12〜R165〜R169〜R24〜R370〜R309〜r30〜R166、という、早朝お散歩コースの途中、飛鳥駅近くのセブンイレブンにて。
DN-01に乗った後だと、こいつの軽さがよくわかる。品質面でいろいろ言われるDUKE125ですが、今のところ異常なし。
特にゴジラ映画に思い入れがあるわけでなく、1954年版『ゴジラ』を神格化しているわけでもなく、1998年版『GODZILLA』が嫌いでもない人間が、『GODZILLA ゴジラ』を観に行った。以下、ネタバレあり。
1954年版『ゴジラ』のリメイクではなく、「ゴジラ vs 怪獣」の系譜に当たる作品だった。日経新聞の映画評で気づいておくべきだったが──一読した時は「何てネタバレを!」と怒ったものだが、怪獣映画に興味がない人はこのレビューで危機を回避できたのだ。実は親切なレビューだったのだ──、読んだのはチケットを確保した後だったのだ。
予告だけの印象では、出てくる怪獣はゴジラだけ。60年ぶりのリメイクということで、また日本が54年の映画公開後に三度目となる放射線の恐怖を味わったことで、それなりの内容になっていると期待させられた。もちろん期待するのは観客の勝手なので、その意味でこの予告編はよくできていたと言える。
面白かったのは、ビキニ環礁の水爆実験で的にされた空母〈サラトガ〉だが、実はゴジラを追い詰めるために使われた(らしい)こと、そして6代目〈サラトガ〉が現代のゴジラ追跡に投入されたという因縁。実艦は94年に退役、間もなくスクラップになるという。
「怪獣映画としては面白かった」という意見をネット上で見かけたし、一緒に観た人もそう言っていたから、きっとそうなんだろう。怪獣映画を期待していなかった者としては、夫が眼前で奥さんを亡くすシーンの演出の古臭さに驚かされ、その夫(原発の技師)がストーリーにもっと関わってくるのかと思えばそうではなく、15年後に息子が父親の立場となった時、同じような状況に陥るのに奥さんを助け出す、というカタルシスもない。このできの悪いエピソードが、ゴジラ映画のどれかにあった何かのオマージュだったら、そういうことなんだろうが。渡辺謙とそのアシスタント(?)の存在感のなさにも驚かされる。
対怪獣戦の描写も雑。敵を誘引するため核ミサイルをサン・フランシスコに運ぼうとするが、航空機は敵が放つ電磁パルスの影響で接近できない。そこで列車で運ぶことになるが、あっさり敵に破壊される。ミサイルは無事だが、何故か敵は手を出さない(敵を誘引するためのものじゃなかったの?)。結局、ミサイルはヘリで運ばれることになるが、えーと、電磁パルスの影響は? フレームに収まりきらないから米海軍の軍艦がゴジラに超接近して航行するのは仕方がないとして、敵が電磁パルスを放つとわかっていながら戦闘機による近接攻撃を試みて、ばたばた撃墜されるのってどういうこと? 主人公が爆弾処理のエキスパートなのに、最後、核ミサイルが無駄に爆発するってあり?
早々と続編が決まったそうで、海上映画好きには朗報なんじゃないですかね。映画の途中から、ワシントン・ポストの記事「マイケル・ベイ(と中国人)がハリウッドのコメディ映画を抹殺」が頭の中を支配するようになり、公開が終わる前に『her/世界でひとつの彼女』を観に行こう、と心に決めたのだった。
by non-grata
| 2014-07-28 14:18
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