おっさんノングラータ

(M14)エンドロールが熱かった|『キカイダーREBOOT』感想

 子どもの頃は『仮面ライダー』ならライダーマン、『キカイダー』ならハンペン(服部半平)と、フリーランスな立場で主人公たちを助ける立場に憧れていました。あれから40年、思いっきり宮仕えの身ですが。ちなみに「はんぺん」なる食べ物が存在することを知ったのは成人した後のこと。

d0252390_14561327.jpg 『キカイダーREBOOT』の企画が持ち上がったのは、テレビ放映が開始された1972年から40年後の2012年のこと。KADOKAWA代表取締役専務の井上氏の発案で始まった企画ですが、リンク先のインタビューにある通り、40周年はちと遅い印象があります。30周年と違ってターゲットを絞りにくい──30周年なら親子2世代狙い撃ち、という作戦が取れます。40周年でもそれはできないことはないけれど、子の想定年齢は高くなる。普通に大人の鑑賞に堪える作品にしないといけないわけです。

 ああ、小さな子ども向けの作品が「子供だまし」でいいわけはなく、真面目につくられた作品は世代に関係なく評価されるべきなのですが。念のため。

 「『キカイダー』は“ダメさ加減”がたまらない」のは確かにそうで、ヒーローなのに完全ではない、ギルの笛に惑わされる、葛藤もある、すぐに壊れる、壊れたら女の子に修理してもらう、など、「ダメ」なロボット=アンドロイドでした。『REBOOT』でもそこはある程度、踏襲されているものの、光明寺博士(まさかの長嶋一茂)、娘と息子を危険から遠ざけるためにと、「光明寺ファイル」をマイクロSDカードに保存して、こっそり息子の体内に埋め込むのはどうかと思う。そりゃあ敵対勢力は息子を追いかけますって。危険から遠ざけるどころか火中に放り込んでどうする。基本設定の“ダメさ加減”はいただけません。

 もっとも、そうしないとジロー/キカイダーの任務が不要になってしまうわけですが。けれど、日本経済再生をロボット産業にかけよう→実は軍事転用も視野に収めていました、という(よくある)現代劇にアレンジするのであれば、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のように大胆に翻案しても良かったのではないかと思います。「良心回路」の設定とテーマさえ外さなければ。

あ、くどいくらいのキカイダーとハカイダーの殴り合いは嫌いではありません。拳で語り合う的な意味で人間臭くて。最後はアレを使いますが。



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by non-grata | 2014-05-27 15:43 | 映画

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