おっさんノングラータ

子どもが世界を救う?|『少年十字軍』

d0252390_8393397.jpg●『機動戦士ガンダム』
●「アムロがいれば大丈夫」
●僕にはまだ帰れるところがあるんだ。

少し前に読んだ本なので記憶が曖昧。帯を参考に物語を概説すると、13世紀、第四次十字軍の後で、神の啓示を受けた少年エティエンヌを中心に少年十字軍が結成された。啓示を受けたばかりか、エティエンヌは行く先々で奇跡を見せる。この話、史実をベースにしているというから驚きだ。

信仰心からと言うよりは、食い詰めた少年少女たちが方々から集まり、少年十字軍は次第に大所帯になっていく。またこれを利用しようとする大人たちも現れ、客観的にはバッド・エンドしか見えてこない。それでも子どもたちは「エティエンヌがいれば大丈夫」と全幅の信頼を寄せ、マルセイユへ、そしてエルサレムへ到達できることを本気で信じているのである。

というところで思い出されたのが『機動戦士ガンダム』(ちょうど今、BS11で放映中)。少年少女たちが乗り組むことになった強襲揚陸艦〈ホワイトベース〉とモビルスーツ「ガンダム」。彼らは早々に奇跡を起こし、「ニュータイプ」という神の子どももその中にいる。連邦軍という「大人」の都合に翻弄されつつジャブローを、そして宇宙を目指す。

十字軍が決して清冽な行為でなかったのと同様、連邦軍の戦いも一方的な正義があったわけではない。ということが、どちらも物語を通じて語られる。アニメがそうであるように、本作も歴史的背景ゼロからスタートしても、ストレスなく読み終えることができる。

悲惨な結末しか予想できないのだが、回収された伏線のおかげで救いが用意されている。それこそ奇跡なのだが、この点も『ガンダム』と同じであることに、今さら気づかされたよ!



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by non-grata | 2013-07-08 09:29 | 読書

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