おっさんノングラータ

『軍靴のバルツァー』感想

d0252390_9214440.jpg日販「全国書店員が選んだおすすめコミック2013」発表
この調査で10位のランクインしていた『軍靴のバルツァー』に興味をもって、早速昼休みに購入した。面白い。

架空の設定だけれど、19世紀のヨーロッパがモデル。その時代の軍事はイノベーションと陳腐化を激しく繰り返していて、
  戦術>火力のナポレオン戦争
  火力>戦術の南北戦争
  戦術>火力の普仏戦争
と、めまぐるしく武器と戦術が発展していた。そして軍事先進国ヴァイセン王国のエリートのバルツァーたんが、軍事後進国のバーゼルラント邦国の王立士官学校の軍事顧問に派遣されるわけですよ。体罰上等の旧態依然とした田舎の学校に、最新の理論を掲げたイケメン先生が都会からやってくるわけですよ。先生同士の軋轢、生徒との信頼関係の構築など、王道学園ドラマの展開を楽しめるのだ。

もちろん政治的、軍事的なお話も楽しめる。左巻きの連中に、それを操る黒幕の存在。「平和は次の戦争のための準備期間」なんて言っちゃうし、理想は理想、行動は行動とばっさり切り分けて、囚人からなる戦列歩兵を散兵であっさり片付けるバルツァー。マクロとミクロ、どちらの視点でも楽しめる、といえば『皇国の守護者』を思い出すが、あれはまともな終わり方じゃなかったな。

そうそう、食べ物の描写も丁寧で、巻末にレシピが載っていたのは驚いた。豚すね肉を黒ビールをかけながらオーブンで焼いたやつなんて、できそうだし美味しそうだ。

というわけで続きが気になって仕方ないので、また昼休みに書店へ行こう。

で、『軍靴のバルツァー』が連載されているのは「コミック@バンチ」。以前バンチでナポレオン漫画が掲載されていなかったかなあと思っていたが、それは「ヤングキングアワーズ」の間違いで、長谷川哲也の『ナポレオン -獅子の時代-』だった。Wikipediaによれば、バンチに持ち込みをしたのがきっかけで、原哲夫のアシスタントを務めたのだとか。どうも原哲夫といえばバンチ、ならば原哲夫風ナポレオンはバンチだろうという思い込みがあったようだ。



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by non-grata | 2013-03-01 10:13 | アニメ・漫画

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