おっさんノングラータ

ヤバいの意味は?|『リフレはヤバイ』感想

d0252390_13441135.jpgこの手の本の評価はAmazonのレビューで真っ二つに分かれるのが面白い。工作員も混じっているかもしれないが、★五つ派と一つ派がしのぎを削った結果、見事に★三つくらいに全体の評価が落ち着く。

「リフレ」とは故意にインフレを起こすこと。昔はインフレは悪いと言われるが、昨今はデフレが悪者。景気が低迷しているのはデフレのせいであり、2%までのインフレ率ならむしろ健全。だったらインフレにしましょうよ、というわけだ。金融緩和で紙幣を発行すれば、物価が上がるし円安になって輸出企業が儲かるし、万々歳。

いやちょっと待て。インフレには コストプッシュ・インフレとデマンドプル・インフレがあって、後者なら健全だが前者はヤバいのではないか? と本書は問いかける。円安になって輸入原材料のコストが上がれば物価に反映される。そもそも需要がないのだからデマンドプルにはならない。価格だけ上がっても、上がったぶんだけ売上げが下がり、そうなると労働者の給与が上がるはずもなく……というスタグフレーション待ったなし! となる。

人口も減少、終身雇用でもなくなった今、デマンドプル・インフレを期待しにくい以上、著者の主張通り、安易に円安は喜べない。コストプッシュでも何でも、インフレが経済成長につながって見せかけの経済成長はするだろうから消費増税は決定、途端に全面株安展開の経済失速にならないことを祈りたい(小並感)。



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by non-grata | 2013-02-25 14:12 | 読書

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