おっさんノングラータ

年末に読むもんじゃない|『日本の怖い数字』感想

自動車教習所に通って驚かされたのは、学科試験の合格率が低いということ。入所説明では半分近くが落ちると言われていましたが、自分たちが二輪免許を取得した時は7割は一発で合格していたような……。もっとも、昨日の仮免試験では、受験した12人全員が合格していたので、「半分近く」というのは職員の単なる印象に過ぎないのかもしれませんが。




BUFFALO BDXL対応 USB3.0用 外付けブルーレイドライブ BRXL-16U3
2階で使用しているREGZAがNASに対応していないので、そ奴で録画した番組を1階のREGZAで見るにはどうすんべ、と思っておりまして、手頃な製品が見つかったので購入してみました。同一ネットワーク上にREGZAとPCを置いて、REGZA側からPCのドライブを指定してダビングするだけの簡単操作。BDディスク1枚目は調子良くダビングできたのに、2枚目から転送速度ががくんと落ちて4.0Mbpsに。何で?




d0252390_10463833.gif読みかけの文庫がなかなか進まなくて気分転換にと、出張先の北海道で購入した新書。新千歳空港から関西空港までの機内で読了した──新書は出張のお供に最適だ。

タイトル通り、経済や福祉、教育、社会に関して、ここ10年くらいの景気の悪い数字が並んでおり、その背景にあるものを解説してくれる。提示される数字とそれが意味することに殆ど意外性が感じられないくらい、今の日本は行き詰まっているのねと思い知らされる。ここ15年で日本のGDP縮小率が約15%……だよね、景気悪いし。日本の富裕層人口はアメリカに次ぐ世界第2位……やっぱり格差が広がっているもんね。新生児死亡率の低さは世界一……医療は進んでいるもんね。

とはいうものの、「そうだったのか」と思い知らされる事実も。例えば、実質GDP(物価を考慮せず)ではリーマンショック後も500兆円を超えているが、これが名目GDPになると割り込んでおり、やっぱりデフレの影響は深刻であることがよくわかる。加えて、国民一人当たりの名目GDPの世界順位は18位(2011年)と、これから人口が減少していくことを考えればその深刻さはより大きくなる。格差は、「相対的貧困度」と「ジニ係数」で表される。前者は国民全体の可処分所得の平均値の半分未満を相対的貧困と見なし、後者は所得の平等度を0〜1で表す。相対的貧困度でワースト6位、ジニ係数でワースト11位、どちらも悪化しているし、特にジニ係数で言えば、累進課税制度の廃止でますます格差が広がる傾向にある(「個人所得税における税率の推移」という、非常にわかりやすい付表あり)。

新生児の死亡率は確かに低いが、これが1〜4歳になると先進国19カ国中14位(2008年の数字)。小児集中治療室(PICU)の整備が遅れていることが原因だそうで、ヨーロッパ諸国と比較して、人口割合で1/3〜1/4しかないのだという。ただでさえ少ない子どもを危険にさらしてどうする。

子どもと言えば、マンションの高層階暮らしと妊娠中絶率という興味深い統計も載せられている。これについては「都市伝説」的なことが言われてきたが、数字を見せられるとオカルトだと一笑に付すことができない怖さがある。

とまあタイトル通りの内容で、年の瀬に読むにはちと内容が暗い。暗いけれども現状認識は大事だよね。



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by non-grata | 2012-12-25 11:19 | 読書

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