おっさんノングラータ

選択日記

d0252390_23191181.jpg『文藝春秋』の紹介記事を読んで購入した一冊。「紹介記事」と言うより、序文がそのまま掲載されていたのだが。

シーナ・アイエンガーの『選択の科学』は有名で(買ってはいるが未読)、著者は「選択する、故に我あり」を主張する。人が選択するには、
(1)論理的思考に基づいて、または
(2)直感に頼って
行うが、実は第三の選択があると説く。それは、
(3)経験に基づいた直感
である。

常に論理的に判断できればそれに越したことはないのだが、様々なバイアスによって正しい選択ができないことがある。かと言って直感に頼るのは危険だ。しかし正しい選択を直感的に選べるだけの下地ができていれば、むしろその直感が頼りになるのである。

ということで本書は、第三の選択を養う具体的なメソッドが用意されており、早い話がタイトル通り、自分が下した選択を日記に書き込めるようになっているのである。そして全部で28の選択日記をつけた後で、自分が何に気をつけて選択していけば良いのかを教えてくれる。

誌面は、見開きの右側が日記、左側が選択に関するコラムという体裁。

果たして、日記につけるほど重大な選択をする機会がどれほどあるだろうかと、コラムを読みながら思っていたが、選択日記の実例がそんなに深刻なものでなかったので、例えば誰かの誘いに応じて飲みに行くか、行かないかという程度の選択から記録していくくらいの志で良さそうだ。いやむしろ、そうした些細な選択が人生に与える影響を常に意識していれば、転職や結婚、離婚といったより深刻な局面で正しい選択ができるのだろう。

値段も手頃、コラムも面白いので、いろんな意味で『選択の科学』は敷居が高いと感じられる人にとっての入門書となる。



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by non-grata | 2012-09-12 23:41 | 読書

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