おっさんノングラータ

プロメテウス

d0252390_13145671.jpg『エイリアン』の公開が1979年だから今から30年前。それからシリーズを重ね、プレデターとの戦いも継続的に追っかけてきた身からすると、これはもう一つの歴史であって、100年前のノンフィクションよりよっぽど現実的に、あるいは身近に思えてしまう。人によっては『機動戦士ガンダム』もそうなんだろう。

そんなわけで、「人類誕生」云々のコピーにお怒りの方々ももっともだと思いつつ、NHK終戦記念番組でも見るかのような感覚で、『エイリアン』の前日譚はこうだったんだと、再現ドラマを観ている錯覚に陥った。「火星大冒険!〜地球外生命を発見せよ〜」の未来版か? 我ながら重症である。

人類をつくり出したかもしれない「エンジニア」を求めての、未知の惑星での探査。これはなかなか胸躍る展開だが、中盤からは安心の『エイリアン』的展開──グロテスク&アクション&女は強い。数多く残された謎は謎のまま、(恐らくは)次作の『パラダイス』に持ち越される。

提示された情報から勝手に推測すると、
●進化論は間違い。人類は「エンジニア」によってつくられた。
●その方法は、巨人が黒い液体を体内に入れることによって、生命のない惑星で「生命のスープ」になること。ホロウェイが飲まされたものも同じだが、効果が現れる前に燃やされてしまった。
●巨人は崇高なる自己犠牲の精神の持ち主だが(自分の身を犠牲にして「生命のスープ」になるんだから!)、「人類」は失敗作。コールド・スリープから起こされたかと思ったら、「長生きする方法は?」なんて質問を投げかけられてブチ切れた(これについてはIMDbのFAQで知った)。
●だいたい人類なんて、キリストを磔にかるくらい野蛮だしね!
●けれど十字架をぶら下げたエリザベス・ショウだけは生き残り、「パラダイス」を目指す。
●我々が知るエイリアンは、邪悪なる人類の落とし子?

何しろ粗っぽいつくりではあるものの、この後に『エイリアン』を観れば(まさに昨日、BSジャパンで放映された)30年ぶりの伏線が回収する思いで合点がいき、少しはすっきりする。今度は30年もかからないはずだ。次作での『プロメテウス』の伏線回収までゆっくり待とうではないか。
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by non-grata | 2012-08-28 14:07 | 映画

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