おっさんノングラータ

ビブリア古書堂の事件手帖(三上延)

「「文学少女シリーズ」もそうだったけど、日常に潜むミステリと、それを解く聡明な女性、そしてその鍵が本(古書)というのは、絶妙な取り合わせで読後に幸せな気持ちに浸れる。ロッキングチェアー・ディテクティブならぬベッド・ディテクティブが、古書店主ならではの着眼点で謎を解いていく様が実に楽しい。「生きている者は誰でも業が深い」という言葉は、エピローグにかかるのか、それとも次巻以降への伏線か?」

以上が、読書メーターに投稿した内容。

いきなりルビが多くて「児童書かよ!」と驚いたが、気を落ち着けて最後まで読む。

短編連作で、一通り読むとそれはそれで一つの物語になっているという構成。メイン・キャラクターがステロ・タイプなのはご愛敬。

読書メーターではああ書いたけど、日常系ミステリ&ブンガクと言えば北村薫の「円紫さんシリーズ」がこの分野(?)のパイオニアであり、鉄板過ぎて、本作にしても文学少女シリーズにしても、後塵を拝するしかないというのが個人的な意見。文学少女シリーズは、ラノベなりの付加価値があると思うが、おっさん的には読んでいて辛くなることが多く(それでも本編は全部読んだ……はず)、反対に北村薫作品は安心して読める。頼りない「ボク」を文学好きのおねーさんが導いてくれるという話よりは、頭の良い女の子を知恵と知識を兼ね備えたきちんとした大人の男性が知的にエスコートする、というほうが、しっくりくる世代なのである。
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by non-grata | 2011-09-12 16:58 | 読書

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